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Warhol展 at Whitney Museum

Whitney MuseumのWarhol展が今週末までだったので、慌てて行ってきた。
今exonemoはWhitneyのウェブサイト上でプロジェクトをやっているので、開発中は展示の宣伝美術を見続けていた。なので現地で大きく展開されているグラフィックに、変な親近感を覚えた。

入り口入ってドーンとある迷彩柄の作品は、一目みた印象「BAPEか?!」
最近、バーガーキングに彼がバーガーを食べる映像が使われていて、そう言う「消費」が特にここ最近多い印象もあるし、彼の活動のファッション性の高さも、時代を感じさせる部分があると思った。

でも個人的には60年代のシルクススクリーンの作品は良かった。Campbell's Soupとか、ドル札をシルクでキャンバスに反復して刷ったものとか。彼のスタイルが決定的になった初期の作品たちは、後期の同じ手法の作品たちと比べてもソリッドでカッコいい。例えばドル札という情報が反復可能であるという情報の持つ性質と、シルクであるがゆえにカスレなどで微妙な「物質感」が生まれてしまうこと、この両方が絶妙なバランスで共存している初期のプリントを見ていると、新しい価値が生まれた瞬間を見ているような鮮やかさを感じる。

だんだん時代が経ち、Warholが有名になり、彼が扱っていた「大衆的なアイコン」側に彼がなって行った後の作品は、過去の手法を「消費」するサイクルに入っているように感じた。モチーフの選び方や色使いのバリエーションなどが幅広くなっていく。それを見ていると、シンプルなシルクスクリーンの反復の作品の方が力強く感じた。

でも同時に、彼は器用に彼自身のステージに合わせて作品を展開できたからこそ、ここまでビッグネームに上り詰めたんだろうとも思う。普通の人からしたら、バリエーションが感じられる方が、視覚的にも楽しめるし、いい作品だと感じるんじゃないかな。

帰り際にギャラリーショップに寄ったんだけど、まぁありとあらゆる形で、作品の商品化がなされてた。 ちょっとウケてしまったのが、作品のモチーフとなった、もともと商品だったものが、逆にまた商品として戻ってきているようなものがあったこと。

例えば作品中では色が変えられたCampbell's Soupがまた缶として製品化されてるとか。。。 IMG 3462x

これも洗剤ではない。中にはWarholグッズがランダムに入っているらしい。 IMG 3461x

何しろ”超大物”アーティストである彼も、時代の流れの中でもがいていたという、その実情を作品を通じて感じられたというのが面白かった。それから特に自分が気に入ったようなシルク(プリント=情報的な表現)と、マテリアル感がせめぎあっている作品を見ながら、彼がメディアそのものを扱っていたんだと信じられ、つまり彼はメディアアーティストなんだよね、と相棒と話していた。

そのほかに終了間近だった別の二つの展示も回ったわけだけど、ここでは省略。 一つは今流行りの?イマーシブなもの。これは正直インスタで見た方が迫力を感じられた。中ではおそらく勝手にビデオ撮影(ちゃんと衣装に着替えて、演出つけて)している人たちがいて、ああ今っぽいなぁと笑った。 もう一つは作品そのものよりも背後のストーリーが重要なもの。どちらも今の自分の興味からは少し離れていたけど、違うタイプのものを同時に摂取できたのは良かった。

家に帰ってきて、Whitneyのウェブサイトで展示のおさらいをしていたら、いきなり画面が縮小し始めて一瞬「なにごとか!?」とパニクって、それが自分たちの作品だと気づくw ちょうどNYの日の入りのタイミングだったから、今のプロジェクトが始まったのだ。意図せずして、偶然自分の作品を客目線で体験できたという幸運。

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